翌日配送　荷物や商品が差し出し日や注文日の翌日に届くサービス。
宅配大手では差し出しや届け先の地域ごとに対応可能な差し出し時間を明示している。
ヤマト運輸は1976年に関東で宅急便を開始した当初から翌日配送を展開していた。
宅配大手はスピードのほか、時間帯指定や荷物の所在確認などでサービスを競ってきた。
海外に比べた日本の宅配サービスのレベルは高いとされる。
時間帯指定に対する正確性や不在時の再配達といったきめ細かいサービスへの評価が高く、万国郵便連合（UPU）が10段階で発表する「郵便業務発展総合指数」では日本は2022年、最高評価を獲得している。
直近ではドライバー不足が深刻化するなか、物流網維持へ向けたサービスレベルの見直しが進む。
ヤマトは6月、宅配便で翌日配達が可能なエリアを縮小。
日本郵政グループとはメール便や小型薄型荷物といったポスト投函（とうかん）型の商品の仕分けや配達を日本郵便に委託することで基本合意している。