アマゾンジャパン（東京・目黒）が自社物流網を急拡大させている。
宅配の仕分けなどを担う拠点を2022年中に21年比で約6割増やし45拠点以上にする。
これまで3大都市圏が中心だったが東北や四国、沖縄にも広げる。
既に荷物の半数を自社で配送している。電子商取引（EC）で宅配スピードの競争が激しさを増すなか、地方を含め翌日配送を拡大する。
今回増設する宅配拠点「デリバリーステーション（DS）」は、アマゾンが持つ大型の物流施設「フルフィルメントセンター（FC）」から出荷した荷物を地域別に集約し、配送先に届ける中継地点の役割を担う。
アマゾンは26日、22年中にDSを18拠点新設すると明らかにした。
21年の増設数は5拠点で一気に3倍以上のスピードで広げる。
これまでは東京・名古屋・大阪の3大都市圏に重点を置いていたが、新たに青森県八戸市など東北地方に4拠点を開き、四国や沖縄で初めて拠点を構える。