ヨークベニマルは店舗や物流拠点から消費者宅までの「ラストワンマイル」対策を強化する。
ネットスーパーは自社の物流網を構築してサービスを始める。
電話注文による宅配、移動販売車の活用、デリバリー業者と組んだ配送は取り扱う店舗を大幅に拡大する。
いずれも地域に密着した店舗を配送拠点とすることで、きめ細かく顧客ニーズに応える。
高齢化・過疎化の進展で買い物に困っている人が増加している。
一方、ネット販売のニーズは拡大を続けるが、ドライバー不足が顕著になるといった問題も出ている。
スーパーにとって、消費者の手元に商品をどう届けるかが、大きな経営課題になっている。
かねて進出を計画していたネットスーパーは、2024年2月期中に1店舗で開始する。
専用の物流基地は置かず、店舗から商品を発送する。
ネットスーパーでは、配送は物流業者に委託する会社も多いが、自社で物流網を整備する。
ドライバー確保などの困難はあるが、あえて自前で構築することでノウハウの蓄積を狙う。