ウーバーイーツジャパン（東京・港）は自社の料理宅配アプリを介さず、商品の配達のみを請け負うサービスを10月中旬から日本で始めた。飲食店や小売店が注文を受け付け、ウーバーに配達を依頼する仕組み。まず回転すし店「スシロー」が約30店で導入した。利用企業はウーバーの配達員を活用し、食品や日用品を即時配達する「Qコマース（クイックコマース）」を自社ブランドで展開できるようになる。
すでに米国や英国などで提供しているサービス「Uber Direct（ウーバーダイレクト）」を日本でも展開する。
通常のサービスではウーバーが料理や日用品の注文を自社アプリやウェブサイトで受け付け、業務委託する配達員に配送を割り振っている。新サービスでは飲食店や小売店が注文を受け付け、ウーバーは配送関連の業務に専念する。契約企業はウーバーの配達網を使い、自社の配達サービスを展開できる。